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活歴

かつれき
名詞
1
標準
variety of kabuki, based on historical events
文例 · 用例
仕方を見せて見物を泣かせる目算のあてはずれ、発奮で活歴を遣って退け、手痍少々負うたれば、破傷風にならぬようにと、太鼓大の膏薬を飯粒にて糊附けしが、歩行たびに腹筋よれて、跛曳き曳き、「あ痛、あ痛。
泉鏡花 貧民倶楽部 青空文庫
団十郎の重盛は毀誉相半ばしたるが、いわゆる「活歴」なる史劇の新形式は、この頃よりおいおいに芽を噴きたるなり。
岡本綺堂 明治演劇年表 青空文庫
団十郎の仲光は活歴熱の頂上に達したりと称せらる。
岡本綺堂 明治演劇年表 青空文庫
団十郎の活歴 明治十六年の正月三日であった。
岡本綺堂 明治劇談 ランプの下にて 青空文庫
団十郎がなぜこんな会を作り出したかというと、それは彼の“活歴”を作り出す準備で、彼はその会員を顧問として、有職故実を研究しようと企てたのである。
岡本綺堂 明治劇談 ランプの下にて 青空文庫
団十郎のいわゆる活歴なるものは、この時に創まったのではない。
岡本綺堂 明治劇談 ランプの下にて 青空文庫
遠く明治七年の河原崎座における「新舞台巌楠」の楠正成にはじまり、更に明治九年の中村座における「牡丹平家譚」の重盛に至って、いよいよその熱を高めたと伝えられているが、彼が求古会員を顧問として徹底的の活歴劇上演をこころみたのは、まさにこの「二代源氏」の仲光であったと言ってよい。
岡本綺堂 明治劇談 ランプの下にて 青空文庫
その余風が江戸から東京へ伝わって、明治の初年までは残っていたので、殆んど“前代未聞の椿事”ともいうべきこの活歴芝居に対して、たといその内心では、何と感じていようとも、表面は比較的冷静の態度を維持していることが出来たのであろうと、わたしは判断している。
岡本綺堂 明治劇談 ランプの下にて 青空文庫
作例 · 標準
九代目團十郎が創始した活歴は、あまりに写実的すぎて当時の観客には不評だったらしい。
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時代考証を徹底した活歴の舞台は、華やかさよりもどこか厳粛な空気感が漂っている。
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「これは娯楽というより歴史教育だな」と、観客は史実に忠実な活歴劇を評した。
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