山蟻
やまあり異読 ヤマアリ
名詞
標準
wood ant (any ant of genus Formica)
文例 · 用例
大きな真つ黒い山蟻といふ奴である。
— 葉山嘉樹 『運動会の風景』 青空文庫
中央の木目から渦いて出るのが、池の小波のひたひたと寄する音の中に、隣の納屋の石を切る響に交って、繁った葉と葉が擦合うようで、たとえば時雨の降るようで、又無数の山蟻が谷の中を歩行く跫音のようである。
— 泉鏡花 『三尺角』 青空文庫
海岸に売店一つなく、太平洋の真中から吹いて来る無垢の潮風がいきなり松林に吹き込んでこぼれ落ちる針葉の雨に山蟻を驚かせていた。
— 寺田寅彦 『海水浴』 青空文庫
中央の木目から渦いて出るのが、池の小波のひた/\と寄する音の中に、隣の納屋の石を切る響に交つて、繁つた葉と葉が擦合ふやうで、たとへば時雨の降るやうで、又無數の山蟻が谷の中を歩行く跫音のやうである。
— 泉鏡花 『三尺角』 青空文庫
…… お前様が温泉の宿で見さしつけな、囲炉裡の自在留のやうな奴さ、山蟻が這ふやうに、ぞろ/\歩行く。
— 泉鏡太郎 『神鑿』 青空文庫
紫色の紋のある美しい蝶が五、六羽、蜂が二種類、金亀子のような甲虫が一種、そのほかに、大きな山蟻や羽蟻もいる。
— 寺田寅彦 『柿の種』 青空文庫
はッとしながら、玉を抱いた逆上せ加減で、おお、山蟻が這ってるぞ、と真白な咽喉の下を手で払くと、何と、小さな黒子があったんでしょう。
— 泉鏡花 『星女郎』 青空文庫
) と思い切って胸を据えると、莞爾して、(だって、山蟻の附着いた身体ですもの。
— 泉鏡花 『星女郎』 青空文庫
作例 · 標準
山蟻は、森の中で大きな巣を作ることで知られている。
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ハイキング中に、たくさんの山蟻の行列を見かけた。
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山蟻は酸を噴射して敵から身を守る。
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