行くあて
いくあて
名詞
標準
somewhere to go
文例 · 用例
どこへ行くあてもあるもんか。
— 宮沢賢治 『ひかりの素足』 青空文庫
糞つと思つて俺裏口からおんつぁんのとこを出たが、何処に行くあてがあるべさ。
— 有島武郎 『骨』 青空文庫
行くあてがないのです。
— THE LITTLE MATCH-SELLER 『マッチ売りの少女』 青空文庫
さうして「俺ら見てえな婆はどうで此れから娶にでも行くあてがあんぢやなし、構あねえこたあ構あねえがな」といつて笑つた。
— 長塚節 『土』 青空文庫
が、行くあてはまるでなかった。
— 原民喜 『遥かな旅』 青空文庫
「それであなたたちの出て行くあてはあるのですか」「こんどは事務所の二階へ移ります。
— 原民喜 『災厄の日』 青空文庫
宿なしの私は行くあてもなく、別の知人の下宿へ転がり込んだものの、身を落着ける部屋は見つからないのであつた。
— 原民喜 『星のわななき』 青空文庫
だが、行くあてはまるで見つからない。
— 原民喜 『星のわななき』 青空文庫
作例 · 標準
突然の解雇通知を受け、彼は茫然自失となった。この先、何をして生きていくのか、全く行くあても立たなかった。
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地図もなく、携帯電話の電池も切れていたため、彼は見知らぬ土地で完全に道に迷い、行くあても失ってしまった。
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故郷を追われ、頼る人もなく、彼女はただ一人、行くあてもなく駅のベンチに座り込んでいた。
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「このままではいかんよ。まずはどこか行くあてを見つけんと、話にならん」と、友人は私に言った。
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