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痩犬

やせいぬ
名詞
1
標準
文例 · 用例
それが私のかみさんであり、その後からやくざな男が、バケツや荷をいつぱい抱へて、痩犬のやうについて行つた。
萩原朔太郎 散文詩・詩的散文 青空文庫
恐ろしき沈黙ふたたび酷熱の日ざしにただれ、ぺんき塗褪めし看板毒滴らし、河岸のあちこちちぢれ毛の痩犬見えて苦しげに肉を求食りぬ。
北原白秋 邪宗門 青空文庫
噛合ひに負けた痩犬のやうに、尻尾をまいて這々の體で逃げまはる。
岡本綺堂 佐々木高綱 青空文庫
自分は力の限り二三度|瞬いて見て、そして復力の限り目をつた目は今、數秒の前千古の英傑の立ち止つたと思うた其同じ處に、悄然として塵塚の痩犬の如き一人物の立つて居るのを見つめて居るのだ。
石川啄木 雲は天才である 青空文庫
誠に失禮な言草ではあるが、自分は先に「悄然として塵塚の痩犬の如き一人物」と云つた。
石川啄木 雲は天才である 青空文庫
痩犬のやうな顏をして居る。
石川啄木 葉書 青空文庫
自分は力の限り二三度瞬いて見て、そして復力の限り目をつた目は今、数秒の前千古の英傑の立ち止つたと思ふた其同じ処に、悄然として塵塚の痩犬の如き一人物の立つて居るのを見つめて居るのだ。
石川啄木 雲は天才である 青空文庫
誠に失礼な言草ではあるが、自分は先に「悄然として塵塚の痩犬の如き一人物」と云つた。
石川啄木 雲は天才である 青空文庫