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弾き返す

はじきかえす
動詞-五段-サ行
1
標準
to reject
文例 · 用例
暗闇を弾き返すような勇ましい音であった。
夏目漱石 夢十夜 青空文庫
『毎日々々、用にばかり追はれてゐて、読む事も何も出来るもんですか、あなたとは違ひますよ』 今が今まで考へてゐた、谷に対する感情をそのまゝむき出しに、弾き返すやうに云つて逸子は口を一文字に引き結んで黙つた。
伊藤野枝 惑ひ 青空文庫
しかし、法水は弾き返すように嗤った。
小栗虫太郎 黒死館殺人事件 青空文庫
左門の心は内外ともに柔らかな肉づきによつて造られてゐたが、野々宮の一見女性的な弱々しさはむしろ内部に金属の艤装をほどこし、人の好意や温かさを冷然と弾き返す強いものがあるのである。
――夢と知性―― 吹雪物語 青空文庫
黄昏の白き靄のなかに、逼り来る暮色を弾き返すほどの目覚しき衣は由ある女に相違ない。
夏目漱石 野分 青空文庫
もうその辺は構えの外であるらしく、泉石のたゞずまいも人為的な庭園の風情はなくて、次第に殺風景な山路になっているのであったが、ふと向うを見ると、渓川の岸の崖の上に、一本の大きな桜が、周囲にたゞよう夕闇を弾き返すようにして、爛漫と咲いているのであった。
谷崎潤一郎 少将滋幹の母 青空文庫
」 私はその言葉を弾き返すように言った。
尾崎士郎 運命について 青空文庫
彼は、はじきかえす根曲り竹の上を、そのばねの反動に送られるように辷って行った。
本庄陸男 石狩川 青空文庫
作例 · 標準
彼の提案は、会議で多くの反対意見により「弾き返された」。
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弾き返す(はじきかえす) — 幻辞.com