子安
こやす
名詞
標準
safe, easy childbirth
文例 · 用例
(病気の子そっと雛をもったまま、長く見ている)(女の子安心する)長女 毛、やわらかいでしょ。
— 新美南吉 『病む子の祭』 青空文庫
安産のまじないに要るとか言って、子安貝、海馬、松茸の石づき、何の事やら、わけのわからぬものを四方八方に使いを走らせて取寄せ、つくづく金持の大袈裟な騒ぎ方にあいそがつきました。
— 太宰治 『新釈諸国噺』 青空文庫
「ああ、誓願のその一、求児――子育、子安の観世音として、ここに婦人の参詣がある。
— 泉鏡花 『燈明之巻』 青空文庫
『紀南郷導記』に、西牟婁郡「滝尻五体王子、剣山権現ともいふ由なり、往昔|秀衡の室、社後の岩窟にて臨産の節、祈願して母子安全たり、また王子に祈誓し、この子をすなはち巌窟に捨て置き、三山に詣して帰路にこれをみるに、狐狼等守護していさゝかも恙なき故に、七重|伽藍を建立」したと見ゆ。
— 虎に関する史話と伝説民俗 『十二支考』 青空文庫
須川岳の向う側にある子安川の峡谷もちよつとよい。
— 田山録弥 『あちこちの渓谷』 青空文庫
柳を引けば世が悲しく、子安貝を耳にすれば竜宮の唄もきこえまする。
— 竹久夢二 『秘密』 青空文庫
子安貝渚の 渚の子安貝波 どんど波 どんど子安貝今日から ふたりで暮しませうお前もわたしも子安貝。
— 野口雨情 『別後』 青空文庫
それは以前に何の好みもなくて雇はれて来た子安君達とは違ふ。
— 島崎藤村 『突貫』 青空文庫
作例 · 標準
「子安でありますように」と、家族全員で安産祈願のお守りを受けた。
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彼女は子安の評判が良い神社へお参りに行き、無事に出産することを祈った。
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子安の神様のご加護があったのか、分娩は驚くほどスムーズに進んだ。
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標準
guardian bodhisattva, buddha or deity of children or childbirth (esp. Ksitigarbha or Avalokitesvara)
作例 · 標準
村の外れにある小さな祠には、古くから子安様が祀られている。
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子安の神前に供えられたよだれ掛けの数に、人々の深い信仰を感じる。
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毎月、子安の縁日には、多くの妊婦さんたちが参拝に訪れる。
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