事切れる
こときれる
動詞-一段動詞-自動詞
標準
to breathe one's last
文例 · 用例
事切れる断末魔のまえ、母はひと声、雛妓時代のような若い媚びた声で「蝶ちゃんや」と叫びました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
泰文は誓紙をひったくると、腰刀を抜いて三度僕の胸に突き通し、死にゆくさまを立ったままで冷淡な眼つきで見おろしていたが、僕が布直衣の胸を血で染めてこときれると、白女のほうへ向いていった。
— 久生十蘭 『無月物語』 青空文庫
泰文は誓紙をひったくると、腰刀を抜いて三度僕の胸に突きとおし、立ったままで、死にゆくさまを冷淡に見おろしていたが、僕が布直衣の胸を血に染めてこときれると、白女のほうへ向いていた。
— 久生十蘭 『無月物語』 青空文庫
そしてただ想像にゆすぶられて、羽根蒲団の中に仰臥しながら全身に戦慄を感じたり、時にはそのままこときれることすらある。
— ESSAIS DE MONTAIGNE 『モンテーニュ随想録』 青空文庫
そしてこときれる前にというので、その場で「斬首の事」という彼の宣告をよみきかせた。
— ESSAIS DE MONTAIGNE 『モンテーニュ随想録』 青空文庫
水を遣っては、すぐこときれる」 二人がためらっている間に、負傷は首をのばして釣瓶にかぶりついた。
— 空の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
作例 · 標準
延命治療を拒んだ老人は、家族に見守られながら静かに事切れた。
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戦場に倒れた兵士は、故郷の家族の名を呟いてそのまま事切れたという。
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毒を盛られた王は、苦痛に顔を歪ませながら一瞬のうちに事切れた。
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