晩菊
ばんぎく
名詞
標準
late-blooming chrysanthemum
文例 · 用例
そして、なぜこの節は「晩菊」にしろ、女の肉体の老いと社会的野心或は金銭の慾のくみ合わせが、その本質の陳腐さにかかわらず、作者の興味をひくのだろうかと、人工的な照明の下にあやつられている「絶壁」の男女の姿を眺めたにすぎなかったと思う。
— 宮本百合子 『五〇年代の文学とそこにある問題』 青空文庫
そして、その貧しさという一般性と、そこにからめられたなにかはかなくとりとめない女の詩情のアッピールによって、貧しく出発した林芙美子は、「女の日記」を通って今日「晩菊」の境地に到達した。
— 宮本百合子 『婦人作家』 青空文庫
「放浪記」の林芙美子がルンペン・プロレタリアート少女の境地から「晩菊」に到った歩みかた。
— 宮本百合子 『婦人作家』 青空文庫
晩菊林芙美子-------------------------------------------------------【テキスト中に現れる記号について】:ルビ(例)死人のやうに:入力者注 主に外字の説明や、傍点の位置の指定(例)いはれはないのだ。
— 林芙美子 『晩菊』 青空文庫
戦後の「雨」「晩菊」「浮雲」など、前期の林さんのもたなかった思想性をもちはじめている。
— その五 衆生開眼 『安吾人生案内』 青空文庫
今晩菊池教授が晩餐に来た。
— 日本その日その日 『日本その日その日』 青空文庫
作例 · 標準
秋が深まる頃、庭には色とりどりの晩菊が美しく咲き誇る。
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晩菊は、寒さに強く、霜が降りるまでその美しい姿を見せてくれる。
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彼女は、晩菊の絵を描くのが得意で、毎年展覧会に出品している。
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