臓病
ぞうびょう
名詞
標準
文例 · 用例
その父が、あんな不慮の心臓病とやらで、突然おなくなりになったものですから、あの子は、もう、どうしていいか、わからなくなったのでしょう。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
次に電気浴の新しいやり方は盥四つに四肢を別々に入れ電気を通すので心臓病や痛風などに好いという。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
妻のお辻はそれがため持病の心臓病を俄かに重らして死んで行つた。
— 岡本かの子 『老主の一時期』 青空文庫
敏子の夫は心臓病で死んだのだ。
— 織田作之助 『薬局』 青空文庫
心臓病が死因あるいは突然の自然死の場合には、表情が歪んで見えることなど万にひとつもない。
— A STUDY IN SCARLET 『緋のエチュード』 青空文庫
成程然ういふ母親は、此の秋口から慢性の腎臓病に罹ツて、がツくり弱込むで來た。
— 三島霜川 『昔の女』 青空文庫
明日その医師と一緒に病院へ診てもらいに行ったお銀の病気が、産後にはありがちな軽い腎臓病だということが解るまではお銀は何も手につかなかった。
— 徳田秋声 『黴』 青空文庫
主人公の Edgar といふ男は、幕が開くといきなり心臓病の発作で死んだやうになる。
— 森鴎外 『追儺』 青空文庫