春帆
しゅんぱん
名詞
標準
文例 · 用例
余談ですが、馬関の春帆楼かどこかで、伊藤博文公がお湯へはいった。
— こけ猿の巻 『丹下左膳』 青空文庫
) 九、羅浪江春帆(南米)羅浮江上暮春天、習習軽風仏暁烟、黄浪渺漫看不尽、白帆如鳥自翩翩。
— 井上円了 『南半球五万哩』 青空文庫
(九、羅浪江の春帆(南米) 羅浮川のほとり晩春の空、そよそよと吹く風はあけがたのもやを払う。
— 井上円了 『南半球五万哩』 青空文庫
その中に車屋は、「御承知でございましょうが、此処が日清談判の春帆楼でございます」 と狭い道の左側を指さした。
— 佐々木邦 『ぐうたら道中記』 青空文庫
「春帆楼だとさ、これが。
— 佐々木邦 『ぐうたら道中記』 青空文庫
お蔦は自前芸妓として、廓の大坂屋とか、山の春帆楼や風月などを出先に稼いでいるのである。
— 吉川英治 『松のや露八』 青空文庫
まだ帰らない」「また、山じゃございませんか、春帆楼や、月波楼へゆくと、芸妓衆も、おそくなりますから」「さ、お由坊を、返すぜ。
— 吉川英治 『松のや露八』 青空文庫
駕一挺に、十五、六人の侍が付き、さらに、いちばん後列から、百人ほどの薩摩の兵が上陸して、駕は、桜山の春帆楼の方へ――、また、薩摩の兵と、奇兵隊の一部は、わかれて、どやどやと兵舎のうちへ、なだれこんできた。
— 吉川英治 『松のや露八』 青空文庫