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来臆

らいああ
名詞
1
標準
文例 · 用例
僕は元来臆病者であるから斯ういふ場処を夜更に通行することは余り好まないのですが此夜是非に及ばず真暗な森蔭を通らなければならなかつたのです。
國木田獨歩 夜の赤坂 青空文庫
(五月五日)二○余は性来臆病なので鉄砲を持つことなどは大嫌ひであつた。
正岡子規 病牀六尺 青空文庫
強いて性質をためて本来臆病の者が剛の者の真似をするにも及ばない。
中里介山 法然行伝 青空文庫
余は元来臆病な方だが今更止めるわけに行かぬので小僧サンのあとについて登る。
高浜虚子 斑鳩物語 青空文庫
その上会ったのはよほど以前のことだったので、元来臆病で内気なマリユスはいっそう言葉をかけ難い気がした。
LES MISERABLES レ・ミゼラブル 青空文庫
元来自分は非常に剣術がヘタで、又、生来臆病者で、いつ白刃の下をくぐるようなことが起って命を落すかと思うと夜も心配で眠れなかった。
坂口安吾 青春論 青空文庫
手前の仕事じゃございませんし、生来臆病ですが……、よろしければ……」 グラントが椅子から飛び上がり、顔をこわばらせて、ささやいた。
A Front of Brass 鉄面皮 青空文庫
来臆病で不決断な私には、とてもそんなことは出来ないのです。
江戸川乱歩 湖畔亭事件 青空文庫