傷薬
きずぐすり
名詞
標準
salve
文例 · 用例
御貸元、さ、どうかお上んなすっておくんなせえ」 「じゃ御免なすってお呉んなせえ」 ふと次郎長の傷に気が付いた石松、 「そうだ、傷の手当をしなくっちゃならねェ……父っつあん傷薬は何処に有ったっけ。
— 山中貞雄 『森の石松』 青空文庫
金造に頼んで傷薬を買って来て貰って、内証で療治をしていると、その翌日の午過ぎに、わたくし共に踏み込まれたというわけです。
— 大森の鶏 『半七捕物帳』 青空文庫
ありあわせた傷薬などを塗ってやった。
— 広重と河獺 『半七捕物帳』 青空文庫
それがまた先生らの大いに気に入ったので、果合いなどをして腕を落されたり、あるいは顔を切られた者で、他のチベットの医師にかかると必ず片輪になって、一生不自由な思いをして暮さなければならん者が、私のところへ来ると傷薬を貼けたり傷を洗ったり骨つぎをしたり、いろいろの世話をしてやるです。
— 河口慧海 『チベット旅行記』 青空文庫
そしてすぐ、「あったよ」 というと、磋磯之介の側へ寄って、「お侍さん、この傷薬をつけてあげよう。
— 吉川英治 『旗岡巡査』 青空文庫
」 少年は、こういって、荷物の中から、傷薬を取り出しました。
— 小川未明 『薬売りの少年』 青空文庫
パラケルススはアウクスブルクの近くに住んでいて傷薬の完成に努力していた。
— 伝記による医学史 『偉大な医師たち』 青空文庫
もうこの間の荷を売り切って、小田原まで荷を取りに行って来たんだ』『戦もないのに、よう傷薬が売れるだな』『戦がない?
— 吉川英治 『篝火の女』 青空文庫
作例 · 標準
「ほら、じっとして。今から傷薬を塗るから、ちょっとしみるけど我慢してね」
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登山の必需品として、リュックの奥に昔から愛用している古い傷薬を忍ばせている。
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おばあちゃんが庭の薬草から自家製の傷薬を作って、私の擦り傷に塗ってくれた。
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薬局で一番効きそうな高価な傷薬を買って、化膿し始めた傷口に塗り込んだ。
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