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霜風

そうふう
名詞
1
標準
文例 · 用例
霜風が凍りついた、巌の角は針のような、あの、その上で、(こいし、こいし。
泉鏡花 歌行燈 青空文庫
また、あの巌に追上げられて、霜風の間々に、(こいし、こいし。
泉鏡花 歌行燈 青空文庫
霜風は蝋燭をはたはたと揺る、遠洋と書いたその目標から、濛々と洋の気が虚空に被さる。
泉鏡花 露肆 青空文庫
」ホームズは外套の釦を留めながら、霜風の吹く戸外へ出て、言葉を続ける。
THE ADVENTURE OF THE BLUE CARBUNCLE 蒼炎石 青空文庫
そうして片手を罎の栓へかけて、出会い頭に毒薬をふりかけてくれようと、血眼で駈けまわりましたが、不思議や悪魔はどこへ行ったか影も形も無く、只|霜風が身を切るように冷たくて、大空には星の光りが降るように輝いているばかりでした。
夢野久作 白髪小僧 青空文庫
するとはるか向うの丘の上に在る王宮の中から、美しい音楽の響が、身を切るような霜風に連れて吹き込んで来ました。
夢野久作 白髪小僧 青空文庫
霜風凍雨の時節このことあるは、本邦人の怪しむところならん。
井上円了 西航日録 青空文庫
三月下旬鶯花の節において、なお霜風凍雨を見る。
井上円了 西航日録 青空文庫