若奥様
わかおくさま
名詞
標準
young wife
文例 · 用例
と同時に一|昨年の冬、衣絵さん、婿君のために若奥様であつた、美しい夫人がはかなくなつて居る……新仏は、夫人の三|年目に、おなじ肺結核で死去したのであるが…… 園は、実は其の人たちの、まだ結婚しない以前から衣絵さんを知つて居た……と言ふよりも知られて居たと言つて可からう。
— 泉鏡太郎 『銀鼎』 青空文庫
――忘れもしねえだ、若奥様は、綺麗な縫の肩掛を手に持つてよ。
— 泉鏡太郎 『続銀鼎』 青空文庫
……私と忠蔵がお供でやしたが、若奥様がね、瑞巌寺の欄間に舞つてる、迦陵頻伽と云ふ声でや、 ――あの夏になると、此の辺に常夏が沢山咲きませうね―― へい、其の常夏を知らねえだ。
— 泉鏡太郎 『続銀鼎』 青空文庫
」「あなた様にも、御覧なせえと……若奥様が。
— 泉鏡太郎 『続銀鼎』 青空文庫
あのウ、若奥様が……」 若奥様とは宮子のことだ。
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
十一「若奥様が何もかも……」 お雪はおろおろと答えた。
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
」「はア、あの、若奥様はお風呂どしたさかい……」「じゃ、断ればいいじゃないの」 その時、応接間のドアがひらいて、弓子はすっと出て来た。
— 織田作之助 『それでも私は行く』 青空文庫
若奥様が、島田のお髪、お振袖と承りましたから、私どもは、余計そのお姿のお目立ち遊ばすように、皆して、かように申合せましたのでございます。
— 泉鏡花 『海神別荘』 青空文庫
作例 · 標準
「向かいの家の若奥様は、いつも庭の手入れを熱心にされているわね。」
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老舗の暖簾を継いだばかりの彼は、美しい若奥様を伴って挨拶回りをしていた。
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「若奥様、こちら新しいカタログでございます。どうぞご覧ください。」と店の者が丁寧に声をかけた。
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