弥立つ
よだつ異読 いよだつ
Godan verb with 'tsu' ending動詞-自動詞
標準
to stand on end (of hair)
文例 · 用例
強き光に打たれなば、消えもやせんと見えけるが、今泰助等を見たりし時、物をも言わで莞爾と白歯を見せて笑める様は、身の毛も弥立つばかりなり。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
僕は下宿屋や学校の寄宿舎の「まかない」に饑を凌いでいるうちに、身の毛の弥立つ程厭な菜が出来た。
— 森鴎外 『雁』 青空文庫
いや、考えても身の毛が弥立つ。
— 泉鏡花 『沼夫人』 青空文庫
」「さうよ」「大きいのねえ」「三百円だつて」 お俊の説明を聞きて彼は漫に身毛の弥立つを覚えつつ、「まあ!
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
優しげな面を被った奴を押さえて見れば、身の毛の弥立つ五体を見せられる。
— FAUST. EINE TRAGODIE 『ファウスト』 青空文庫
身の毛もよだつ無間奈落だ。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
どんな身の毛のよだつような男にしろ、嫉妬をあれほど妬かれるとあとに心が残るものさ」 若い芸妓たちは「姐さんの時代ののんきな話を聴いていると、私たちきょう日の働き方が熟々がつがつにおもえて、いやんなっちゃう」と云った。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
僕は身の髮のよだつを感じた。
— 国木田独歩 『湯ヶ原より』 青空文庫
作例 · 標準
恐怖で全身の毛が弥立った。
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寒さで鳥肌が立ち、腕の毛が弥立つ。
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その怪談を聞いて、背筋が寒くなり髪の毛が弥立った。
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