讒
ざん
名詞
標準
false charge
文例 · 用例
少し利巧な見ばえのするやうな人間は、これはまたヒステリイ、疑ひと卑屈に蟲食はれてしまつてゐます……かういふ手合ひは愚痴を言ふ、人を憎む、病的に讒謗を逞しうする。
— 太宰治 『津輕地方とチエホフ』 青空文庫
鬼げし風の襖子着て、 児ら高らかに歌すれば、遠き讒誣の傷あとも、 緑青いろにひかるなり。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
官憲が丁度よく私と外界とを遮断してくれますから、私に対するあらゆる讒謗も、呪咀もなくなつてしまひませう。
— 平出修 『計画』 青空文庫
官憲が丁度よく私と外界とを遮斷してくれますから、私に對するあらゆる讒謗も、呪詛もなくなつてしまひませう。
— 平出修 『計畫』 青空文庫
屑屋はまた貴婦人を捕えて罵詈讒謗、「あ、あ良い匂だ咽返るようだ。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
水の輪の拡がり、嵐の狂うごとく、聞くも堪えない讒謗罵詈は雷のごとく哄と沸く。
— 泉鏡花 『伯爵の釵』 青空文庫
まして將軍のお側には、日ごろより佐々木|一家とは仲違ひの梶原|父子もひかへて居れば、この機に乘じていかなる讒言を申立てんも測られず、油斷せば家の大事……。
— 岡本綺堂 『佐々木高綱』 青空文庫
それから尚ヘルンは、かかる神神を泥靴で蹴り、かかる信仰を讒罵し、かかる善良な人人を誘惑して、キリスト教の僞善と惡魔を教へようとする外人宣教師を、仇敵のやうに痛罵してゐる。
— 萩原朔太郎 『宿命』 青空文庫
作例 · 標準
彼は無実を訴えたが、同僚による卑劣な讒によって会社を追われてしまった。
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歴史上、多くの賢臣たちが根も葉もない讒に倒れ、非業の死を遂げてきた。
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人の成功を妬んで讒を構えるような真似は、決して許されるべきではない。
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