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名詞
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標準
文例 · 用例
こりゃ、まあどうしてくれるつもりだ」 不審の眉をめたる前の世話人は、腕を拱きつつ座中を※して、「皆さん、なんと思し召す?
泉鏡花 義血侠血 青空文庫
番兵が石像のごとく突立ちながら腹の中で情婦とふざけている傍らに、余は眉をめ手をかざしてこの高窓を見上げて佇ずむ。
夏目漱石 倫敦塔 青空文庫
雨と風のなかに、毛虫のような眉をめて、余念もなく眺めていた、圭さんが、非常な落ちついた調子で、「雄大だろう、君」と云った。
夏目漱石 二百十日 青空文庫
後に負へる松杉の緑は麗に霽れたる空をしてその頂に方りて懶げに懸れる雲は眠るに似たり。
尾崎紅葉 金色夜叉 青空文庫
もうお一盞」 彼は忽ち眉をめて、「いやそんなに」「それでは私が戴きませう、恐入りますがお酌を」「で、小車梅の件は?
尾崎紅葉 金色夜叉 青空文庫
そのめたる眉と空く凝せる目とは、体力の漸く衰ふるに反して、精神の愈よ興奮するとともに、思の益す繁く、益す乱るるを、従ひて芟り、従ひて解かんとすれば、なほも繁り、なほも乱るるを、竟に如何に為ばや、と心も砕けつつ打悩めるを示せり。
尾崎紅葉 金色夜叉 青空文庫
右手は遠く松林、草原が断続して、天気の好い日ならばその果てに松本の市街が小さく見え、安曇野を隔てて遠く、有明山、屏風岳、槍ヶ岳、常念ヶ岳、蝶ヶ岳、鍋冠山などが簇して、山の深さの幾許あるか知れない様を見せているのだが、これらの山影も今日は半ば以上雲に包まれて見えない。
吉江喬松 木曾御嶽の両面 青空文庫
右手は遠く松林、草原が斷續して、天氣の好い日ならば其果てに松本の市街が小さく見え、安曇野を隔てゝ遠く、有明山、屏風嶽、槍ヶ嶽、常念ヶ嶽、蝶ヶ岳、鍋冠山などが簇して、山の深さの幾許あるか知れない樣を見せてゐるのだが、此等の山影も今日は半ば以上雲に包まれて見えない。
吉江喬松 山岳美觀 青空文庫