幻辞.com

滝壺

たきつぼ
名詞
1
標準
文例 · 用例
明日は華厳の滝壺に下りんとて長塚も我もいさみきおう。
伊藤左千夫 滝見の旅 青空文庫
二荒の山にまします女神だち歌のわく子にさちあらせたまへ翌日朝早く案内者一人|召し具し二人きおいにきおいて滝壺に下る。
伊藤左千夫 滝見の旅 青空文庫
直に根岸庵を訪いて華厳の滝壺にて採りたる葉広草、戦塲が原の菖蒲の花など贈る。
伊藤左千夫 滝見の旅 青空文庫
滝壺は三方が高い絶壁で、西側の一面だけが狭くひらいて、そこから谷川が岩を噛みつつ流れ出ていた。
太宰治 魚服記 青空文庫
いちど、滝壺ふかく沈められて、それから、すらっと上半身が水面から躍りあがった。
太宰治 魚服記 青空文庫
スワが十三の時、父親は滝壺のわきに丸太とよしずで小さい茶店をこしらえた。
太宰治 魚服記 青空文庫
山に生れた鬼子であるから、岩根を踏みはずしたり滝壺へ吸いこまれたりする気づかいがないのであった。
太宰治 魚服記 青空文庫
天気が良いとスワは裸身になって滝壺のすぐ近くまで泳いで行った。
太宰治 魚服記 青空文庫