行方知れず
ゆくえしれず
表現
標準
missing (of a person)
文例 · 用例
父の山気を露骨に受けついで、正作の兄は十六の歳に家を飛びだし音信不通、行方知れずになってしまった。
— 国木田独歩 『非凡なる凡人』 青空文庫
……ここで、一度待合になった処、開店の晩に、酔って裏二階から庇合へ落ちて、黒塀の忍返しにぶら下って、半死半生に大怪我をした客があって、すぐに寂れて、間もなく行方知れずそれは引越す。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
」「…………」「話が前後になったんだがね、……夢を見たのは、姉がもう行方知れずになってからです。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
私は、お前さんから巡礼になる、少くとも行方知れずになる、杯をうけて下さい。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
」 揃って二人ともまたおじぎをして、「昼間っから行方知れずで。
— 泉鏡花 『怨霊借用』 青空文庫
これにゃ、皆が貴僧、茶釜の中へ紛れ込んで祟るとか俗に言う、あの蜥蜴の尻尾の切れたのが、行方知れずになったより余程厭な紛失もの。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
」と、市郎も尋常の挨拶をして、「時に今日来たのは他でもないが、家の親父が昨夕から行方知れずになったので……。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
同じ土地の芸者が、間もなく落籍され、銀子もその身分を知ったのだったが、ずっと後になって、彼はその女に二人の子供をおいて行方知れずになり、自身の手で子供を教育するため、彼女は新橋で左褄を取り、世間のセンセションを起こしたのだった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
作例 · 標準
捜索隊は、山で行方知れずになった登山者を探し続けている。
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連絡が途絶えてから、彼の消息は行方知れずとなっている。
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昔の友人から、行方知れずになった彼女の情報を探してほしいと頼まれた。
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