搾
搾
名詞
標準
文例 · 用例
そのうち府下の牛乳搾取業者の一|部が主となって、畜産衛生会というものができた。
— 伊藤左千夫 『老獣医』 青空文庫
そこで児供ながら智を搾って井戸へ落した小刀を採り上げる工夫にかかった。
— 伊藤左千夫 『井戸』 青空文庫
もう心配なことはなかろうとの獣医の答であった十三日 午前二時朝乳を搾るべき時間であるから。
— 伊藤左千夫 『牛舎の日記』 青空文庫
とりあえず母牛の乳を搾りとって。
— 伊藤左千夫 『牛舎の日記』 青空文庫
午后の乳搾る頃になりてますます鳴く。
— 伊藤左千夫 『牛舎の日記』 青空文庫
世界は次第に狭くなつて、やがては私を搾め殺しさうだつた。
— 中原中也 『我が生活』 青空文庫
暗い冬の日が梁や壁を搾めつけるやうに、私も搾められてゐるんだ。
— 中原中也 『暗い天候』 青空文庫
それは上皮の雪は、気泡を含むことが多いから、白いのであるが、下の方まで穿って見ると、圧搾のために、白さが次第に減じて、氷粒になりかけて、普通の氷に見られるような透明な碧さを有っている。
— 小島烏水 『高山の雪』 青空文庫