化外
けがい異読 かがい
名詞名詞-の形容詞
標準
benighted lands outside of imperial influence
文例 · 用例
これも奥の方は、陸奥と同じく、久しく異民族住居の化外の地で、これを出端と言つたのであらう。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
出羽奥州すでに化外の僻陬と見なされてゐたのだから、その極北の津軽半島などに到つては熊や猿の住む土地くらゐに考へられてゐたかも知れない。
— 太宰治 『津軽』 青空文庫
戎人とは西方の化外の民の血を引いた異種族である。
— 中島敦 『盈虚』 青空文庫
戎人とは西方化外の民の血を引いた異種族である。
— 中島敦 『盈虚』 青空文庫
が、熊襲や蝦夷は一、二度の御征討に依つて、屈服するものでなく、仲哀天皇の御世に又叛いて、神功皇后の三韓征伐の遠因をなしてゐるし、蝦夷は勢力強大で、東海|東山より奥羽地方にかけて蟠踞し、長く化外の民として、平安時代に至る迄、わが朝廷に背いてゐるのである。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
日本国民は文化外交の面に於いて大いに活躍し、相当の収穫あり。
— 海野十三 『予報省告示』 青空文庫
蝦夷は化外の地であるという昔の観念が頭のなかに残っていたのである。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
化外の地の原始林にはいった彼らには、捨てて来たあちらの土地に起った変化は関係ないものと考えたかった。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫