収まりがつかない
おさまりがつかない
表現
標準
getting nowhere
文例 · 用例
それに極めねば収まりがつかない。
— 鈴木三重吉 『千鳥』 青空文庫
鶴見にしてみても、ここまで来て何か拍子抜けがしたようで収まりがつかない。
— ――黙子覚書―― 『夢は呼び交す』 青空文庫
私は用談ありの電話を受けると、それだけでもう圧倒されたやうなものであるから、一大決意を胸にかためて堂々と乗りこまないことには気持の収まりがつかないやうな状態でもあつた。
— 坂口安吾 『お喋り競争』 青空文庫
マルキストにお守では、どうにもおさまりがつかない、俺は独りでテレてしまった。
— 小林多喜二 『独房』 青空文庫
犯人は誰で、如何なる理由によって、如何にして殺人を犯し、如何にアリバイをつくっておいたか、小説の最後に於て解き明かされる事柄が、構想の最初に於て、明確に、予定せられておらなければならず、執筆の途中で、作中人物が構想をハミだして勝手なことを始めたのでは、おさまりがつかない。
— 坂口安吾 『探偵小説とは』 青空文庫
ひとりでその場所を歩きまわっているうちに、どんどん興奮してきて、これはもう誰かに伝えないとおさまりがつかないと思って、近くの煙草屋から会社に電話をかけましたの。
— 片岡義男 『七月の水玉』 青空文庫
刑部が行っては、おさまりがつかないでしょう。
— 千早帖 『私本太平記』 青空文庫
作例 · 標準
例句