無駄にする
むだにする
表現動詞-サ変-する
標準
to render futile
文例 · 用例
」 Aは多少極まり悪そうだったが、切符を無駄にするのは勿体ないと云うので、お供をすることにした。
— ――夫婦哲学―― 『花嫁の訂正』 青空文庫
この中から純粋の鉄を取るのは、非常に面倒な工程が要るので、こうやって放置して、冷却してから打割って海へ棄てるんだが、折角、こうして何千度という高熱に熱したものを、無駄にするのは惜しいものなんだ。
— 夢野久作 『オンチ』 青空文庫
」 ウィンディバンク氏は椅子から跳び上がり、帽子をつかんで、「そんなおとぎ話で無駄にする時間はありません、ホームズさん。
— A CASE OF IDENTITY 『同一事件』 青空文庫
曾子の心では、既に学び既に伝えられていて、そして習わないようなことが有れば、その身に学んで人に受けたものを無駄にするだけでなく、その習わないという事が、直ちにこれ一大悪事・一大不徳事・自らを欺くこと・独りを慎まないこと・浅ましくも愚かな事であると、日々に深く省察を加えていたのである。
— 幸田露伴 『悦楽(現代訳)』 青空文庫
こんなところで「軽蔑する」だの「失礼」だのと仮令一分間でも時を無駄にすることこそ、彼等にとつては黄の光りを斜めに強く振るべきなのであつた。
— 牧野信一 『ラガド大学参観記』 青空文庫
熟らぬ果物を無駄にすることが如何に罪深い悪徳であるか!
— 牧野信一 『蔭ひなた』 青空文庫
笑顔をつくりながらではあつたが祖母に、折角なつた果物を喰べられもしないうちから無駄にするやうな人間は碌なものにはなれないぞ、これからは云々と堅く訓められて、おそろしく私は怯かされた。
— 牧野信一 『蔭ひなた』 青空文庫
思わぬ空想に時を費して、情緒研究を忘れて居た僕は、科学者としての冷静を失ったことを恥じつゝ、折角貴重な材料を得ながら、これを無駄にするのは勿体ないと考えた。
— 小酒井不木 『恋愛曲線』 青空文庫
作例 · 標準
雨天中止の連絡が遅れたせいで、せっかく用意した数百人分のお弁当を無駄にする羽目になった。
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親が苦労して工面してくれた学費を、授業をサボって遊び歩くことで無駄にするわけにはいかない。
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一度きりの人生を、他人の目を気にするだけで無駄にするのはあまりにも悲しい。
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