前座
ぜんざ
名詞頻度ランク #24775 · 青空 150 例
標準
opening performance
文例 · 用例
」 ヤレまた落語の前座が言いそうなことを、とヒヤリとして、漸と瞳を定めて見ると、美女は刎飛んだ杖を拾って、しなやかに両手でついて、悠々と立っている。
— 泉鏡花 『春昼後刻』 青空文庫
しかし、どれも面つきが前座らしい。
— 泉鏡太郎 『番茶話』 青空文庫
玉輔はたぶん寄席へ来た客が、気分でも悪くなって風にあたっているのだろうと思って楽屋へ入ったが、何となく無鬼魅に感じたので、そこにいあわせた前座の者に話すと、「その坊さんなら、一番太鼓を入れた時に、客席の隅にしょんぼり坐ってましたよ」 と云った。
— 田中貢太郎 『寄席の没落』 青空文庫
前座のような情実でもあって、一旦内へ入れたものなら、猫の児の始末をするにも、鰹節はつきものだ。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
今時分人の家へ留守中にはいって、何やらごそごそしてるさかい、こらてっきり泥的やと思たがな……」 前座ばかり勤めているが、さすがに落語家で、〆団治のものの言い方は高座の調子がまじっていて、他吉は大阪へ帰って来たという想いが強く来た。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
そういう心掛けやさかい、あんたはいつまでたっても前座してんならんネやぜ、それに、なんだっせ、いつまでも『無筆の片棒』一点張りではあきまへんぜ。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
前座敷の間食卓にかよふ足やうやう繁くなりたるをりしも、わが前をとほり過ぐるやうにして、小首かたぶけたる顔こなたへふり向け、なかば開けるまひ扇に頤のわたりを持たせて、「われをばはや見忘れやし玉ひつらむ、」といふはイイダ姫なり。
— 森鴎外 『文づかひ』 青空文庫
されどこの宮居に慣れたるまらうどたちは、こよひこれに心留むべくもあらねば、前座敷にゆきかふ人のをりをり見ゆるのみにて、足をとどむるものほとほとなかりき。
— 森鴎外 『文づかひ』 青空文庫
作例 · 標準
落語の会では、まず前座が舞台に上がって会場の空気を温める。
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前座の噺家とはいえ、その堂々とした語り口には将来性が感じられた。
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メインのアーティストが登場する前に、若手バンドが前座を務めた。
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標準
minor performer
作例 · 標準
彼は長年、大物芸能人の前座として苦労してきた下積みの時代がある。
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いつか自分も真打ちになり、前座を使える身分になりたいと願っていた。
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前座の仕事は、寄席の掃除や準備など、多岐にわたる雑用も含まれる。
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ウィキペディア曖昧さ回避
前座(ぜんざ、まえざ) 仏教の高僧が連れて歩き、説教をする前に出て話をした修行僧。「前座(まえざ)」。 客席の雰囲気を温める役割で、主役の前に出る者。「前座(ぜんざ)」。「オープニングアクト」。 放送での公開生放送・収録前に番組スタッフや若手の歌手・芸人が行う「前説」(これもオープニングアクトとほぼ同義) 落語家の身分。落語家#身分制度を参照。 上方落語での、舞台の出番を表す言葉。上方落語#制度を参照。 スポーツイベント(主にプロレス、プロ格闘技、モータースポーツ、公営競技など)において、メインイベントの前に行われる試合・レースのこと。アンダーカードともいう。 モータースポーツの前座レースについてはサポートレースを参照。
出典: 前座 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0