パンテオン
パンテオン
名詞
標準
pantheon
文例 · 用例
欧洲戦の開幕の血祭となったジョーレスの運命はあたかもこれに等しいもので、殺害当時大杉はしばしばジョーレスと比較されたが、ジョーレスの遺骸は今やパンテオンに祀られようと騒がれておるそうだ。
— 内田魯庵 『最後の大杉』 青空文庫
あのドレフュウス事件では人道のために惡戰苦鬪した彼が先輩ルウソオと枕を並べて巴里のパンテオンに葬らるゝ人となつたことさへ不思議であるのに、今またその遺著が現代の日本に要求され、諸家の筆に譯さるゝ日を迎へたことは、おそらく生前の彼が夢想だもしなかつたことであらうと思ふ。
— 島崎藤村 『桃の雫』 青空文庫
そのなかで「瑞典のパンテオン」と呼ばれる、リダルホルムス教会――|騎士の島という語意だが――この歴代の王様を祀ってある壮麗な拝殿の内部、古い木の尖塔の反対側の角のところに、日本先帝陛下を記念し奉る御紋章が安置してある。
— 白夜幻想曲 『踊る地平線』 青空文庫
彼よりも先に故国を出て北欧諸国を歴遊して来た東京のある友人が九日ばかりも彼の下宿に逗留した時は、一緒に巴里の劇場の廊下も歩いて見、パンテオンの内にある聖ジュネヴィエーヴの壁画の前にも立って見た。
— 島崎藤村 『新生』 青空文庫
彼はなだらかな岡の地勢を成したソルボンヌ界隈の町をパンテオンへと取り、あの古い建築物の側にあるルウソオの銅像の周囲を歩いて、それからサン・ジャックの町の狭く長い石造の歩道を進んで行って見た。
— 島崎藤村 『新生』 青空文庫
子供心の自分には、一圓が途方もない大金であつたので、今から考へると、パンテオンに改葬したエミイル・ゾラの灰ほどの尊さが、其の頃其の爐の灰にあるものと思つてゐたのであらう。
— 上司小劍 『父の婚禮』 青空文庫
」 久慈の云うままに二人はサン・ミシェルまで来ると、左のノートル・ダムを背にしてパンテオンの方へ上っていった。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
その向うにパンテオンの塔と気象台の塔とが霞んでいる。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
作例 · 標準
ローマにあるパンテオンのドーム天井は、古代建築の驚異だ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
その美術館は、歴史上の偉人たちのパンテオンと呼ぶにふさわしい場所だった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
彼の功績は、科学界のパンテオンに名を刻むほど偉大だ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
ウィキペディア
パンテオン とは、基本的には「すべての神々」という意味。具体的には次のような意味。「ある人々によって信じられている神々」を、ひとまとめにして呼ぶためのギリシア語の言葉・概念(もともとの意味)。 そうした神々を祭る神殿。 特に尊敬され重要な人々。いわゆる偉人。 偉人を祀る墓所、記念墓廟。
出典: パンテオン — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0