見立てる
みたてる
動詞-一段動詞-他動詞
標準
to (see and) choose
文例 · 用例
前述のように連句中の一句一句をそれぞれの一つの音と見立てる代わりにこれよりはもう少し複雑な見方をすることもできる。
— 寺田寅彦 『連句雑俎』 青空文庫
人間の罪をひとりに引受けた孤獨の老僧と見立てる楡の木よ、祈念を勤める楡の木、潮風はゴモラ人の涙より鹹い。
— 上田敏 『牧羊神』 青空文庫
第三、七|里けつぱいお客に惚れない事、万一惚れねばならぬ時は、成るべくよぼ/\の老人を見立てる事。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
徳富蘆花がエルサレム巡礼の途に上つた時、文淵堂の主人は例の通りに幾通か電報を打つたが、相手が相手だけに一向手応へがないので、態々見立てるのだといつて、神戸から門司まで蘆花君と一緒に薄汚い汽船の三等室に滑り込んだ。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
二大問題3・30 富豪や会社の重役やが、数多い店員や社員の志望者を撰り分けるには、恰ど女学校出の若夫人の八百屋の店先で、卵や甘藍を見立てるのと同じに、人によつてそれ/″\異つた標準があるらしい。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
彼の母親がそうしたものを見立てるらしかった。
— 倉田百三 『光り合ういのち』 青空文庫
豊満な姿で、ふっくりと胴を張った赤絵の壺や鉢が、婚期に逼った娘の色艶に見えて、それを見立てる自分の眼も、母から出される娘の写真を、あれこれ眺める今日このごろの感興に似たものを感じた。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
あまりに俗悪な比喩ではあるが、最前のカルロ・ナイン嬢の容姿を雪の精に見立てるならば、この女は、その化粧の凝らし加減や、その妖艶を極めているところから見て、是非とも花の精と思わなければならぬであろう。
— 夢野久作 『暗黒公使』 青空文庫
作例 · 標準
彼女はプレゼントとして、友人の好みに合わせてワインを見立てた。
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「この着物、あなたに見立ててみたんだけどどうかしら?」と母は言った。
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彼は新しい家具を見立てるために、何軒もの店を回った。
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標準
to diagnose (as)
作例 · 標準
医者は彼の症状から、風邪と見立てた。
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経験豊富な職人は、その木の傷み具合から、修復は難しいと見立てた。
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探偵は現場の状況証拠から、これは計画的な犯行だと見立てた。
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標準
to judge
作例 · 標準
その絵画の真贋を見立てるのは、専門家でも難しい。
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彼は人の性格を見立てるのが得意だ。
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この土地に家を建てるのに適しているかどうか、地盤を見立てる必要がある。
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標準
to liken (to)
作例 · 標準
彼女の歌声は、まるで天使のようだ、と皆が見立てた。
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彼の作品は、ゴッホの絵に見立てられることが多い。
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人生を旅に見立てて語る詩人は多い。
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