腹を立てる
はらをたてる
表現動詞-一段
標準
to take offense
文例 · 用例
私がどんな生意氣を言ひ、屁理窟をこね、憎々しく突つかかつて行く場合にも、彼は寛大に情意を理解し、決して腹を立てることがなかつた。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
腹を立てる、腹立つというのはあて字であろうと思われる。
— 寺田寅彦 『言葉の不思議』 青空文庫
しかし彼は一國者で、何でも自分の主觀で人のことまで押し通し、それが意の如くならないといつて腹を立てる。
— 萩原朔太郎 『田端に居た頃』 青空文庫
だから他人の言が、少しでもその部分に觸れる時、君は眞つ赤に腹を立てる。
— 萩原朔太郎 『室生犀星に與ふ』 青空文庫
そして日のすつかり暮れ切らぬうちに、まだ彼の運ばれない部屋がひとつも無くならうものなら、彼はひどく腹を立てるのだつた。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『「マルテ・ロオリッツ・ブリッゲの手記」から』 青空文庫
信濃国東筑摩郡松本中が粗相をしても、腹を立てる私ではない。
— ――其一幕―― 『錦染滝白糸』 青空文庫
歯の浮くような、甘ったるいラヴシーンで、凡そくだらない一幕だった上に、現代劇だというのに、新内流しの下座がはいっていて、いつもの信吉なら、そのチグハグさに腹を立てるか、噴き出した筈だ。
— 織田作之助 『夜の構図』 青空文庫
すべて人は何様いう強いことを言われても、急所に触れないのは捨てても置けるものであるが、たまたま逆鱗即ち急所に触れることを言われると腹を立てるものである。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
作例 · 標準
彼の軽はずみな言動に、私はつい「腹を立てて」しまった。
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些細なことで「腹を立てる」のは、心の余裕がない証拠だ。
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え、そんなことで「腹を立てる」なんて、器が小さいよ。
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