一文字
いちもんじ
名詞頻度ランク #22917 · 青空 3 例
標準
straight line
文例 · 用例
私が薬師岳で観察した所に依ると、凡べてのカアル皆然りとは言われないが、カアルの初期は、雪が横一文字に堆くなっているに過ぎないが、その両端の垂下力が遅く、中央が速いためか、第二期には三日月形に歪み、更に拡大して勾玉形になって来ている。
— 小島烏水 『高山の雪』 青空文庫
よしそれを字余りなり若くは、三十六字四十字を平気で作るにせよ、大抵三十一文字といふ概則的観念の支配下に作歌する意味が甚だ不明瞭で無かないか。
— 伊藤左千夫 『『悲しき玩具』を読む』 青空文庫
これもおそらく蛾が一種の光度計を所有しているためであろうが、それにしても何町何番地のどの家のどの部分に烏瓜の花が咲いているということを、前からちゃんと承知しており、またそこまでの通路をあらかじめすっかり研究しておいたかのように真一文字に飛んで来るのである。
— 寺田寅彦 『烏瓜の花と蛾』 青空文庫
文字数においてすでに短歌の三十一文字を凌駕しているのであるが、一方ではまた短歌のほうでも負けていないで、五十文字ぐらいは普通だし六十字ぐらいまではたいして珍しくもないようである。
— 寺田寅彦 『俳句の型式とその進化』 青空文庫
それがだんだんに三十一文字の短歌形式に固定して来たのは、やはり一種の自然淘汰の結果であって、それが当時の環境に最もよく適応するものであったためであろう。
— 寺田寅彦 『俳句の型式とその進化』 青空文庫
二、三分もすると急に飛び上がって一文字に投げるように隣家の屋根をすれすれに越して見えなくなってしまった。
— 寺田寅彦 『蜂が団子をこしらえる話』 青空文庫
「こゝは、津浦線の界首駅から真一文字だ。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
心持よほどの大蛇と思った、三尺、四尺、五尺四方、一丈余、だんだんと草の動くのが広がって、傍の渓へ一文字にさっと靡いた、果は峰も山も一斉に揺いだ、恐毛を震って立竦むと涼しさが身に染みて、気が付くと山颪よ。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
作例 · 標準
友人が書いた書道を見て、「すごい!この「一文字」だけで、こんなにも力強い表現ができるなんて。」と感心した。
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ポスターデザインでは、視覚的なノイズを減らすために、あえて「一文字」の直線で構成した。
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図面では、この構造体の基本的な形状を「一文字」の線で示している。
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グラフの傾きを「一文字」で表すことで、その関係性を直感的に理解できる。
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ウィキペディア
一文字 は、恩賜上野動物園で飼育されていたオスのロバである。1937年(昭和12年)に起きた盧溝橋事件で日本軍の弾薬運搬などに活躍し、事件終結後の1939年(昭和14年)1月に「軍功動物」として上野動物園に寄贈された。第2次世界大戦の終了後は、子供動物園などの人気者となった。老齢期に入って多くの歯を失ったが、1963年(昭和38年)に「入れ歯」製作に成功して元気を取り戻し、1965年(昭和40年)まで生き永らえている。
出典: 一文字 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0