お生
おなま
名詞形容動詞
標準
impudence
文例 · 用例
和尚がT「此処には居なくとも御仏の御力を借りて拙僧が」T「必ッとその御方を貴女の眼の前へ御連れします」 おふみ、 「馬鹿々々しい」T「お生憎さま、妾の想ってる御方ァね、和尚さん」T「仏さまが鯱立ちして力んだって、こんなケチなお寺へは来っこないの」 と云い捨てて、廊下へ出ようとする。
— 山中貞雄 『右門捕物帖 三十番手柄 帯解け仏法』 青空文庫
お生命も冥加なくらい、馬でも牛でも吸い殺すのでございますもの。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
その後この皇子がお生まれになりましたが、私は一歩もこの洞穴を出ることが出来ませんので、仕方なしに皇子を一匹の犬にして王様のお傍へ差し上げました。
— 夢野久作 『犬の王様』 青空文庫
「あれは神様が或日、たったひとつお生みなされた御秘蔵の玉子なのだ」 お祖父さんの説明はだんだん進んで行きます。
— 岡本かの子 『トシオの見たもの』 青空文庫
茄子殿を一体も、異なものでござりますけれど、親仁が神事じゃと申すので、位がつきまして、その、一体お生りなされた、などと見て来たものが申しますで、余り陽気違いじゃが。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
」「強い、お生憎様で。
— 泉鏡花 『浮舟』 青空文庫
彼方も私も身を苦しめ、心を傷めておりましたが、お生命の危いまでも、ここをおたち遊ばさぬゆえ、私わきへ参ります。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
父樣は正直律義のお生れで、日ごろから露ほども曲つたことはせられなんだに、よい人にも惡い報いが來て、十年以前野洲の河原で何者にか斬り殺され、牽いてゐた馬はぬすまれた。
— 岡本綺堂 『佐々木高綱』 青空文庫
作例 · 標準
お生命も冥加なくらい、馬でも牛でも吸い殺すのでございますもの。