取り的
とりてき
名詞
標準
low-ranking unsalaried wrestler (ranked below juryo)
文例 · 用例
茂兵衛 そうだ取り的だ。
— 長谷川伸 『一本刀土俵入 二幕五場』 青空文庫
横綱でも大関でも、一度はみんな取り的だった。
— 長谷川伸 『一本刀土俵入 二幕五場』 青空文庫
お蔦 (頬杖をついて見下している)取り的さん、そんな人に交際ってないで、さッさと行っておしまい、とどの詰りは、二つ三つ殴られた揚句に、いくらか銭をとられちまうよ。
— 長谷川伸 『一本刀土俵入 二幕五場』 青空文庫
(引ッ繰り返り、慌てて起きかけ、へたへたとなる)茂兵衛 (力なくよろめき、辛くも踏止まったが、へたへたと坐る)弥八 この取り的め。
— 長谷川伸 『一本刀土俵入 二幕五場』 青空文庫
(折り曲って去る)お蔦 (弥八が倒れるのを見て喝采し、茂兵衛が意気地なく坐るのを見て惘れる)お松 (お吉に)この人、病人らしいけど、さすが取り的でも力士は力士だねえ。
— 長谷川伸 『一本刀土俵入 二幕五場』 青空文庫
茂兵衛 (振り返ってお蔦を、ちょっと見ただけで歩く)お蔦 取り的さん、お前さんを呼んでるんだ。
— 長谷川伸 『一本刀土俵入 二幕五場』 青空文庫
(頭をさげて行きかける)お蔦 お待ちよ取り的さん。
— 長谷川伸 『一本刀土俵入 二幕五場』 青空文庫
取り的さん、お前、本当に、精出して立派な関取におなり、辛いことがあったら、その薄情な親類どもの顔を思い出して、一所懸命おやり、出世したら故郷へ錦を飾って、薄情揃いの奴等に、土下座させておやり、屹といい気味だよ。
— 長谷川伸 『一本刀土俵入 二幕五場』 青空文庫
作例 · 標準
まだ取り的なので、巡業中も関取の身の回りの世話や雑用をこなさなければならない。
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朝早くから稽古場に出て、泥だらけになって稽古に励む取り的たちの姿に心を打たれた。
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早く関取になって自分の個室を持つことを夢見て、取り的は厳しい修行を続けている。
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