慰物
慰物
名詞
標準
文例 · 用例
それまでにして育てたお玉を、貧すれば鈍するとやら云うわけで、飛んだ不実な男の慰物にせられたのが、悔やしくて悔やしくてならないのだ。
— 森鴎外 『雁』 青空文庫
「お前さん、それじゃ私を一時の慰物にしといて、棄てるんだね。
— 小栗風葉 『世間師』 青空文庫
「慰物にしたんかしねえんか、そんなことあ考えてもみねえから自分でも分らねえ、どうともお前の方で好なように取りねえ、昨日は昨日、今日は今日よ。
— 小栗風葉 『世間師』 青空文庫
もう一ダアスとなって見ると、お前は町中の慰物だ。
— FAUST. EINE TRAGODIE 『ファウスト』 青空文庫