鴆
ちん
名詞頻度ランク #7867 · 青空 7 例
標準
poisonfeather bird
文例 · 用例
それはね……そのラマンさんという和蘭人のお医者の話によると、ジキタリスという草を、何とかいう六ヶしい名前の石と一緒に煮詰めた昔から在る毒薬で、支那人が大切にする『鴆の羽根』と『猫の頭』と『虎の肝臓』と『狼の涎』という四つの毒薬の中で『鴆の羽根』という白い粉と、おんなじものになっているんですってよ。
— 夢野久作 『鉄鎚』 青空文庫
南禅寺霊三和尚の慶長二年の氏郷像賛に「可惜談笑中窃置|鴆毒」の句が有ったとしても、それは蒲生の家臣の池田和泉守が氏郷の死を疑ったに出た想像に本づいたものであろう。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
』聴け、夜に叫ぶ髑髏、急瀬の小石、熟視むるは死よりも暗き鴆毒の発作に頻吹く水の面、聴け、わなわなとかたかたと千万歎く。
— 北原白秋 『第二邪宗門』 青空文庫
』聴け、夜に叫ぶ髑髏、急瀬の小石、熟視むるは死よりも暗き鴆毒の発作に頻吹く水の面、なほ、きしきしとかたかたと嘆けど、哀れ、億劫の窮あらぬ闇に堕ち闇に饑ゑゆく人の群。
— 北原白秋 『第二邪宗門』 青空文庫
馬琴はとかくに忠孝の講釈をするので道学先生視されて、小説を忌む鴆毒に等しい文芸憎悪者にも馬琴だけは除外例になって感服されてるが、いずくんぞ知らん馬琴は忠臣孝子よりは悪漢淫婦を描くにヨリ以上の老熟を示しておる。
— 内田魯庵 『八犬伝談余』 青空文庫
思うに、回りの猛烈であるところから判断すると、必ずや鴆毒にちがいないので、鴆毒ならば南蛮渡来の品だから、容易にその出所を知ることは困難ですが、しかし、いよいよとならばそれもまた大いに必要な探査でした。
— 笛の秘密 『右門捕物帖』 青空文庫
まさしく鴆毒じゃ」「えッ。
— 続旗本退屈男 『旗本退屈男 第二話』 青空文庫
哀れ、戀の鴆毒を渣も殘さず飮み干せる瀧口は、只々坐して致命の時を待つの外なからん。
— 高山樗牛 『瀧口入道』 青空文庫
作例 · 標準
伝説によると、鴆(ちん)の羽で作った酒は猛毒だという。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
古代中国の物語には、恐ろしい鴆(ちん)が登場することがある。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
鴆(ちん)は、その毒性から忌み嫌われる想像上の鳥だ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
ウィキペディア
鴆 は、中国の古文献に記述が現れている猛毒を持った鳥。
出典: 鴆 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0