幻辞.com

玄怪

げんかい
名詞
1
標準
文例 · 用例
五常(仁・義・礼・智・信)に基づかず、誠意を厚く守ることもしないで、或いは苦楽を目的にし、或いは神鬼を奉じ、或いは功利を重んじ、或いは高尚遠大な理論を貴いとし、或いは苛刻な法を挟み、或いは玄怪幽秘の主旨を探る、全てこのようなものは皆異端を求めるものである。
幸田露伴 悦楽(現代訳) 青空文庫
そう云った神秘玄怪な暗合というものにも、必ずや教程公式があるに相違ない――と。
小栗虫太郎 黒死館殺人事件 青空文庫
モットモット変通自在な、玄怪不可思議なものである……という事実が実際に首肯出来れば、同時に「胎児の夢」の実在が、首肯出来る筈である。
夢野久作 ドグラ・マグラ 青空文庫
◇訳者曰く=以上を要するに、生物界に於ける霊意識の作用の玄怪不可思議にして現代に於ける科学知識の克く追随補捉し得べきものに非ざるは、単に姙娠に関する前記二三の特例に照すも斯の如く明瞭なる事然り。
夢野久作 押絵の奇蹟 青空文庫
現に此の青年も何かしら他の玄怪な存在になりかけているのであった。
松永延造 職工と微笑 青空文庫