三途川
さんずがわ異読 そうずがわ
名詞
標準
Sanzu River (Japanese Buddhist equivalent of the River Styx)
文例 · 用例
「それは旦那、お客さんが持って行ったって三途川で釣をする訳でもありますまいし、お取りなすったらどんなものでしょう。
— 幸田露伴 『幻談』 青空文庫
婆さんが衣ものを脱ぐんだろう、三途川の水でも可い、末期に一杯飲みてえもんだ、と思いましたがね、口へ入ったなあ冷酒の甘露なんで。
— 泉鏡花 『式部小路』 青空文庫
岩「成程、三途川は鉄橋が架るなどゝ云ふのはえらいもので。
— 三遊亭円朝 『明治の地獄』 青空文庫
岩「ア、アー、三途川の婆さんかえ。
— 三遊亭円朝 『明治の地獄』 青空文庫
岩「三途川へ落こつて蘇生へつた。
— 三遊亭円朝 『明治の地獄』 青空文庫
其が閻魔大王を中心に三途川の脱衣婆までも祀つた十王堂や、六道能化の地蔵堂などだと、妥当感が最深かつたのである。
— 折口信夫 『夏芝居』 青空文庫
「なにさ、今すぐ解るこったが、飛脚を立てるなら三途川の渡し銭を持たしてやらなくちゃなるめえって寸法よ。
— のの字の刀痕 『釘抜藤吉捕物覚書』 青空文庫
乞食のやうなるすがたには似気なきことばのおぼつかなしと思ひながら、短尺すゞりばこいだしければ、三途川わたしは先へ百年も君がむかひをとゞめ申さん 五放舎としるしたるふでのはこびも拙からず。
— 鈴木牧之編撰 『北越雪譜』 青空文庫
作例 · 標準
祖母は、三途川の向こうで先に逝った祖父と再会することを願っていた。
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三途川を渡ると、生前の行いによって行く先が決まると言われている。
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仏教の世界観では、死者はまず三途川を渡るとされる。
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ウィキペディア
三途川(さんずのかわ、さんずがわ)は、此岸(現世)と彼岸(あの世)を分ける境目にあるとされる川。三途は仏典に由来し、餓鬼道・畜生道・地獄道を意味する。ただし、彼岸への渡川・渡航はオリエント起源の神話宗教からギリシア神話にまで広く見られるものであり、三途川の伝承には民間信仰が多分に混じっている。
出典: 三途川 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0