抹する
まっする
動詞
標準
文例 · 用例
下劣なる趣味を拘泥なく一代に塗抹するは学人の恥辱である。
— 夏目漱石 『野分』 青空文庫
恋愛は各人の胸裡に一墨痕を印して、外には見ゆ可からざるも、終生|抹する事能はざる者となすの奇跡なり。
— 北村透谷 『厭世詩家と女性』 青空文庫
恋愛は各人の胸裡に一墨痕を印して外には見る可らざるも、終生|抹すること能わざる者となすの奇蹟なり。
— 島崎藤村 『桜の実の熟する時』 青空文庫
思ひ切つて塗抹するやうなところが氏の特色だ。
— 田山録弥 『或新年の小説評』 青空文庫
木炭はその尖端を使用し、時には木炭の横腹を以て広い部分を一抹する事もよろしい。
— 小出楢重 『油絵新技法』 青空文庫