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芽出し

めだし
名詞
1
標準
sprouting
文例 · 用例
もちろん家には最近迎えたばかりの新妻はあり、夫婦生活の味もまだ身に染む間もないころのことだったが、銀子にも嫉妬に似た感情の芽出しはありながら、それを引きとめる手もなく、双方物足りぬ感じで別れるのだった。
徳田秋声 縮図 青空文庫
境遇に負けて人臆れのする少年であった鼈四郎は、これ等の人気を避けて、土手の屈曲の影になる川の枝流れに、芽出し柳の参差を盾に、姿を隠すようにして漁った。
岡本かの子 食魔 青空文庫
堤の芽出し柳の煙れる梢に春なかばの空は晴れみ曇りみしている。
岡本かの子 食魔 青空文庫
けれども長堤も対岸の丘もかなり青み亘り、その青みの中に柔かいうす紅や萌黄の芽出しの色が一面に漉き込まれている。
岡本かの子 雛妓 青空文庫
枝折戸の外は、上の方より下の方へかけて小さき流れありて、一二枚の板をわたし、芽出し柳の立木あり。
岡本綺堂 近松半二の死 青空文庫
汝可憐なる意気地なき、心臓の鼓動しやすき、下腹のへこみやすき青年文士よ、汝の生るる事百年ばかり早過ぎたり、今の世は文士保護論の僅かに芽出したる時にして文士保護の実の行はるる時にあらず、我汝が原稿を抱いて飯にもありつけぬ窮境を憐んで汝を一刀両断せんとす、汝出直して来れ。
正岡子規 墨汁一滴 青空文庫
この三つは何れもアシの事ではあるが、しかし支那の説では初生の芽出しが葭でそれがもっと生長した場合が蘆で、そして充分成長したものが葦であり葦は偉大の意味だと書いてある。
牧野富太郎 植物記 青空文庫
植込みのなかに突きだした『ご不浄のサロン』は、芽出しの若葉に三方から囲まれ、ソファに坐って窓のほうを見ると、いぜん、われわれが、しゃがみながらながめたその位置に、むかしどおりの布袋竹と丁字の葉むらが、そよそよと風にそよいでいる。
久生十蘭 我が家の楽園 青空文庫
作例 · 標準
チューリップの芽出しが始まり、春の訪れを感じる。
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畑では、じゃがいもの芽出しの作業が進められている。
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この植物は、芽出しから開花までが非常に早い。
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