腹ぺこ
はらぺこ
名詞
標準
文例 · 用例
――△春があれば秋がある、満つれば缺げる、酔へば醒める、腹いつぱいも腹ぺこ/\も南無観世音、オンアリヨリカソワカ。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
僕たちは弁当を持っていなかったので腹ぺこになって、村に二|時頃帰って来た。
— 新美南吉 『ごんごろ鐘』 青空文庫
それで腹ぺこになったもんですから……つい、へ」「おい、どうしたんだ、お寺には?
— 金史良 『天馬』 青空文庫
とにかく、腹ぺこなので、大いそぎで家へ戻った。
— 林芙美子 『おにおん倶樂部』 青空文庫
この腹ぺこ時代に、花なんかみても腹のたしになるまいぜ。
— 海野十三 『一坪館』 青空文庫
君は腹ぺこなんだね」「早くいえば、そうです」「なんだ、えんりょせずに早くいえばいいのに。
— 海野十三 『恐竜島』 青空文庫
腹ぺこのかすれ切った声で、彼らが語ったところによると、七人の村人はこの屋敷の中へはりいこんで、その奇々怪々なる部屋部屋を見て歩いているうちに、とつぜん床が落ち、あッという間に一同はこの部屋へ落ちこんだのだ。
— 海野十三 『時計屋敷の秘密』 青空文庫
「そのわけは、お前がいなければわしは、地底戦車の中で、腹ぺこの揚句、ひぼしになって死んでしまったことだろう。
— 海野十三 『地底戦車の怪人』 青空文庫