行く掛かる
いくかかる
動詞
標準
文例 · 用例
一同、どやどやと行きかかる。
— 泉鏡花 『夜叉ヶ池』 青空文庫
前垂の下で手を揉みながら、手代が立って、五足ばかり行きかかると、(多一、多一、)と呼んだ。
— 泉鏡花 『南地心中』 青空文庫
わたくしと幸次郎と善八、この三人が宿屋を出て、六所明神の社をさして行きかかると、今も申す通り、随身門までは右も左も松杉の大きい森、その森を横に見ながら辿って行くと、幸次郎がだしぬけにあっと云う。
— 二人女房 『半七捕物帳』 青空文庫
高田は又行きかかるを、柳は又ひき留める。
— 岡本綺堂 『青蛙神』 青空文庫
(弥三郎は向うへ行きかかる。
— ――Were-Wolf―― 『人狼』 青空文庫
(二人は行きかかる。
— ――Were-Wolf―― 『人狼』 青空文庫
」 行きかかる小坂部の袂にまた取り付いて、師直は悲しそうな声をあげた。
— 岡本綺堂 『小坂部姫』 青空文庫
わしもきっと拝みにゆく」 翁に別れてふた足三足行きかかると、彼はあとから呼び戻された。
— 岡本綺堂 『玉藻の前』 青空文庫