渭
渭
名詞
標準
文例 · 用例
」「徳川十四代将軍(家茂)が上洛の供を命じた奥医師は戸塚静寿院法印、竹内|渭川院法印、本康宗達法眼、三上快庵法眼と先生とで、これに奥外科見習村山伯元が副へてあつた。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
十三年四月赤松殿|阿波国を併せ領せられ候に及びて、景一は三百石を加増せられ、阿波郡代となり、同国|渭津に住居いたし、慶長の初まで勤続いたし候。
— 森鴎外 『興津弥五右衛門の遺書』 青空文庫
法喜寺の龍 政陽郡の東南に法喜寺という寺があって、まさに渭水の西に当っていた。
— 宣室志(唐) 『中国怪奇小説集』 青空文庫
一つの白い龍が渭水から出て来て、仏殿の軒にとどまって、それから更に東をさして行くのである。
— 宣室志(唐) 『中国怪奇小説集』 青空文庫
彼はある夜、寺の西の軒から一つの物が雲に乗るように飄々と飛び去って、渭水の方角へむかったかと思うと、その夜半に再び帰って来たのを見たので、翌日それを寺僧に語ると、僧もすこぶる不思議に思っていた。
— 宣室志(唐) 『中国怪奇小説集』 青空文庫
「たとい土で作った物でも、龍の形をなす以上、それが霊ある物に変じたのであろう」 こう言っていると、その晩に渭水の上から黒雲が湧き起って、次第にこの寺をつつむように迫って来たかと見るうちに、その雲のあいだから一つの物が躍り出て、西の軒端へ流れるように入り込んだので、寺の僧らはまた驚き怖れた。
— 宣室志(唐) 『中国怪奇小説集』 青空文庫
唐の景龍の末年に、かれは孝廉にあげられて都へゆく途中、渭南の道で一人の女に逢った。
— 宣室志(唐) 『中国怪奇小説集』 青空文庫
その後、別に何の祟りもなかったが、陳はあまりの不思議に渭南をたずねて、果たしてそこに劉という家があるかと聞き合わせると、その家は郊外にあった。
— 宣室志(唐) 『中国怪奇小説集』 青空文庫