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騒千

さわぎせん
名詞
1
標準
文例 · 用例
」 いや、時節がら物騒千万。
泉鏡花 菎蒻本 青空文庫
其の案内人が甚だ怪しい物騒千万なもので、此方から差出す手を向うから引捉んで竜宮の一町目あたりへ引込もうとするか何様かは知れたもので無いのである。
幸田露伴 蒲生氏郷 青空文庫
」署長はまた本題を取りあげて、「何しろこんなものが、そこいらにごろ/\してゐるなどは、物騒千万だ。
徳田秋聲 フアイヤ・ガン 青空文庫
騒千万な世の中で、落人となったが最後、誰に殺されても文句がないのであるし、また所在|匪賊のような連中がいて、戦争があるとすぐ落人狩をやり出すのである。
菊池寛 山崎合戦 青空文庫
「神宮寺の方へ行くようだね」「これはどうも物騒千万、死地へ乗り入ると同じようなものだ」「死地に乗り入るは大袈裟だが、どうも少々心なしだな」「水狐部落の巫女どもに悪い悪戯でもされなければよいが」「あいつらと来たら無鉄砲だからな。
国枝史郎 八ヶ嶽の魔神 青空文庫
騒千万、注意が肝腎。
国枝史郎 怪しの館 青空文庫
即ち「殺人の為の殺人」を行う手合で、まことに物騒千万な人達であり、犠牲者こそいいめいわくと云いたいようなものだ。
浜尾四郎 殺人狂の話 青空文庫
……オヤオヤ見受ければまだお若い、無邪気な娘さんでありながら、物騒千万懐刀などを、振り冠って何となされるやら、ほほうそれでは腕ずくで、人形を取ろうとなされるので?
国枝史郎 南蛮秘話森右近丸 青空文庫