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抜約

ぬけやく
名詞
1
標準
文例 · 用例
抜約四千尺以上の山中はほとんど初冬の光景である。
伊藤左千夫 白菊 青空文庫
吉田口は大月駅から緩やかな上りで、金鳥居のところが海抜約八百メートル。
小島烏水 不尽の高根 青空文庫
山崎理学士は信州白馬岳の葱平(海抜約二千九百米突)近傍において、擦痕ある岩壁を見られ、それを氷河の遺跡と判断せられて、表面が丸く滑っこく、その上に擦痕があるのを特徴に挙げた。
小島烏水 高山の雪 青空文庫
その峰は、ここが海抜約一万六千フィートとすれば、おそらくそれを抜くこと八千フィートあまりだろう。
天母峰 人外魔境 青空文庫
エニンは昔のエンガンニム、海抜約六百五十|呎、人口二千|左右の小邑、サマリヤの山尽き下ガリラヤの平原起る所の境にあり。
エルサレムよりナザレへ 馬上三日の記 青空文庫
抜約五十六米(塔の高さ三十米、愛宕山の三角点二十五米七)であったから、凌雲閣より八米低かった。
木暮理太郎 望岳都東京 青空文庫
抜約二千|米突以上は、雑木次第に減じ、ミヤマカンバ、ミヤマハンノキ、ミヤマナナカマド等の粗く生えたる土地、ここをぬけると上宮川原「信濃、上宮川原、嘉門次」、左の方数丁には、南穂高の南東隅に当る赭色の絶嶂。
鵜殿正雄 穂高岳槍ヶ岳縦走記 青空文庫
東南は信濃|南安曇郡安曇村、一歩転ずれば飛州|吉城郡|上宝村、海抜約三千百十米突、従来最高峰と認められていた、南穂高を凌ぐ事実に一百余米突、群峰の中央に聖座しているから、榎谷氏のいわれた奥穂高が至当だろう。
鵜殿正雄 穂高岳槍ヶ岳縦走記 青空文庫