石黄
せきおう
名詞
標準
orpiment
文例 · 用例
戒名は硫黄|居士と私がつけたが、親類の望みで二字に離してくれというので、硫石黄竹居士になった。
— 長谷川時雨 『木魚の配偶』 青空文庫
彼はとりわけ、ほのかに暗いものを愛した、鎧戸閉めて、ガランとした部屋の中、天井高く、湿気に傷む寒々とした部屋の中にて、心を凝らし気を凝らし彼が物語を読む時は、けだるげな石黄色の空や又湿つた森林、霊妙の林に開く肉の花々、心に充ちて――眩暈、転落、潰乱、はた遺恨!
— OEVRES D'ARTHUR RIMBAUD 『ランボオ詩集』 青空文庫
初めからもう何かカドミウム性の黄色い音色で、やがてしだいに疲れて、三時ちかくなると石黄いろに変つてゆく。
— 神西清 『灰色の眼の女』 青空文庫
彼はごく古いがよくブラシをかけた丸い帽子をかぶり、粗末な石黄色の布地のすっかり糸目まですり切れてしまったフロック型の上衣をつけていた。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
石黄色の胡粉で塗られた壁は、所々大きく剥落していた。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫
** ス※ラ Sylla の名は silaceus(石黄)から来た。
— ESSAIS DE MONTAIGNE 『モンテーニュ随想録』 青空文庫
作例 · 標準
古い絵画の色材として、石黄が使われている例が見られる。
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石黄は、硫化ヒ素を主成分とする鉱物で、鮮やかな黄色をしている。
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専門家が、壁画の損傷部分に石黄を補色した。
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