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フォニー

フォニー
名詞
1
標準
phony
文例 · 用例
ベートーヴェンの作品でも大きなシンフォニーなどより、むしろカンマームジークの類を好むという事や、ショパン、シューマンその他|浪漫派の作者や、またワグナーその他の楽劇にあまり同情しない事なども、何となく彼の面目を想像させる。
寺田寅彦 アインシュタイン 青空文庫
それでたとえば軽い意味の助演者としてのスパークスなどという役者でも決してただのむだな点景人物ではなくて、言わば個性シンフォニーの中の重要な一楽器としての役目を充分に果たしているようである。
寺田寅彦 映画雑感(4) 青空文庫
その後ある休日の午後、第Xシンフォニーの放送があったとき、銀座のある喫茶店へはいってみた。
寺田寅彦 路傍の草 青空文庫
でも曲の体裁を知るためと思って我慢して聞いていると、店員が何かぐあいでも直すためか、プラグを勝手に抜いたりまたさしたりするのでせっかくのシンフォニーは無残にもぶつ切れになってしまった。
寺田寅彦 路傍の草 青空文庫
私はなんとなくチャイコフスキーのパセティクシンフォニーを思い出す。
寺田寅彦 備忘録 青空文庫
上記のような形式から成る「楽章」をさらに三つ四つと続けていわゆるソナタやシンフォニーを構成する。
寺田寅彦 連句雑俎 青空文庫
もっとも正当なソナタやシンフォニーのように四楽章から成る場合だと、第一章が通例早いテンポのソナタ形式のもの、第二章がいわゆるスロームーヴメントで表情豊かな唱歌形式のもの、第三章が軽快な舞踏曲のようなもので、往々|諧謔的なスケルツォが使われる。
寺田寅彦 連句雑俎 青空文庫
ピアノの音からこの旗のはためきに移る瞬間に、われわれはちょうどあるシンフォニーでパッショネートな一楽章から急転直下 Attacca subita il seguente に明朗なフィナーレに移るときと同じような心持ちを味わうのである。
寺田寅彦 映画雑感(1) 青空文庫
作例 · 標準
彼の笑顔は、どう見てもフォニーだった。
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その政治家は、フォニーな公約ばかり並べていると批判された。
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彼女はフォニーな人付き合いを嫌い、常に本音で話す。
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