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牢人

ろうにん
名詞
1
標準
文例 · 用例
微力どころではない、痩牢人には余りある敵だ。
幸田露伴 雪たたき 青空文庫
それがしは牢人丹下右膳。
幸田露伴 雪たたき 青空文庫
『他所ヨリ牢人者(浪人者の事)参リ所有度由申候ハバ吟味ノ上、御断申可シ』――追っ払ってしまえと達を出している。
国枝史郎 十二神貝十郎手柄話 青空文庫
段々山賊とも破牢人とも訣のわからぬ重苦しい扮装が考へられて、其こそ愚かな笑ひを唆る事に努めて来てゐる。
折口信夫 合邦と新三 青空文庫
その何者であるかを、一見しては見極めることはできませんでしたけれども、二度目によく眼を定めて見れば、それが破牢人の片割れであることは直ぐに知れたのであります。
如法闇夜の巻 大菩薩峠 青空文庫
ともかくも、南条と言い、五十嵐と言い、それに自分と言い、金箔附きの破牢人であることに相違ない。
お銀様の巻 大菩薩峠 青空文庫
その金箔附きの破牢人である自分たちを、公儀の重き役人である能登守が、逃がしたり隠して置いたりすることは、かなり好奇なことに考えられないわけにはゆきません。
お銀様の巻 大菩薩峠 青空文庫
近江源氏の牢人と称し、もと二十戸ばかりの部落であったが、文政天保頃より二戸となり、それも一戸は坂田郡へ、一戸は美濃へ移って全部落退転した。
喜田貞吉 俗法師考 青空文庫