御利生
ごりしょう
名詞
標準
文例 · 用例
三日がかりで村じゅうのものが引き合った伊勢木を落合川の方へ流したあとになっても、まだ御利生は見えなかった。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
K博士の卓説の御利生でもあるまいが、某の大臣の夫人が紅毛碧眼の子を産んだという浮説さえ生じた。
— ――新文学の曙光―― 『四十年前』 青空文庫
熊野は『あら嬉しや、尊やな、是れ観音の御利生なり』と伏し拝んで、いそいそ退くのである。
— 野口米次郎 『能楽論』 青空文庫
甚だ御利生のあるものなり。
— 柳田国男 『遠野物語』 青空文庫
権現様のご利生でもきっと迎えの船が来て、都へかえることができるでしょう。
— 倉田百三 『俊寛』 青空文庫