半国
はんごく
名詞
標準
half a kuni (province)
文例 · 用例
これよりして忠三郎は信長に従って各処の征戦に従事して功を立てて居り、信長が光秀に弑された時は、光秀から近江半国の利を啗わせて誘ったけれども節を守って屈せず、明智方を引受けて城に拠って戦わんとするに至った。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
」伏して昭穆を案ずるに、将門は已に栢原帝王五代之孫なり、たとひ永く半国を領するとも、豈非運と謂はんや。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
だが此時毛利は芸州吉田を領し、其所領は、芸州半国にも足らず、其の軍勢は三千五、六百の小勢であった。
— 菊池寛 『厳島合戦』 青空文庫
小西行長が肥後半国を治めていたとき、天草、志岐は罪を犯して誅せられ、柄本だけが残っていて、細川家に仕えた。
— 森鴎外 『阿部一族』 青空文庫
清盛に反して頼朝は実に福を分かたない人で有って、佐々木高綱の石橋山合戦の功を賞した時には、日本半国を与えるべしなどと云いながら、その後、これを与えなかったので佐々木は仏門に入ったのである。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
諸臣さようの者には半国を与うべしと白す。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
この篇発端に、梵授王が命を救われた智馬に半国を分ち与えんとした事を述べたが、支那でも〈人難を免るるは、その死なり、これを葬り帷を以て衾と為す、馬功あれば、独り忘るべからず、またいわんや人においてをや〉(『淮南子』)といった。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
『常山紀談』にいわく、摂津半国の主松山新助が勇将中村新兵衛たびたびの手柄を顕わしければ、時の人これを槍中村と号し武者の棟梁とす。
— 犬に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
作例 · 標準
戦国時代、彼は半国を支配する小大名だった。
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領地は大きくはないが、半国を治める領主として尊敬されていた。
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半国にも満たない小さな領地で、彼は懸命に民を治めた。
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