喝食
かっしき異読 かしき・かつじき
名詞
標準
announcing meals (at a Zen monastery)
文例 · 用例
幸若舞の流祖といはれる桃井直詮は、もと叡山の喝食で、草子類に直ぐ節をつけて語るのが非常に上手であつたと言ふ。
— 折口信夫 『「八島」語りの研究』 青空文庫
まだ得度せぬ美しい稚兒や、喝食を養うてゐる人たちは、心ひそかに目と目とを見合せて、不思議な語を了解しあふのもあつた。
— 折口信夫 『死者の書 續篇(草稿)』 青空文庫
山から貰ひうけて來た楞善院の喝食は、こゝに來てゐるのだらうか。
— 折口信夫 『死者の書 續篇(草稿)』 青空文庫
此も、叡山の寺奴の喝食の徒の出であるらしい。
— 唱導的方面を中心として 『国文学の発生(第四稿)』 青空文庫
* 御承知のとおり、わたくしは幼少の頃より、十六の歳でお屋敷に上りますまで、東福寺の喝食を致しておりました。
— 神西清 『雪の宿り』 青空文庫
南禅相国両大寺の炎上ののちは、数千人の五山の僧衆、長老以下東堂西堂あるいは老若の沙弥喝食の末々まで、多くは坂下、山上の有縁を辿って難を避けておられる模様でございましたので、その御在所御在所も随分と探ねてまわりました。
— 神西清 『雪の宿り』 青空文庫
* 御承知のとほり、わたくしは幼少の頃より、十六の歳でお屋敷に上りますまで、東福寺の喝食を致してをりました。
— 神西清 『雪の宿り』 青空文庫
南禅相国両大寺の炎上ののちは、数千人の五山の僧衆、長老以下東堂西堂あるひは老若の沙弥喝食の末々まで、多くは坂下、山上の有縁を辿つて難を避けてをられる模様でございましたので、その御在所御在所も随分と探ねてまはりました。
— 神西清 『雪の宿り』 青空文庫
作例 · 標準
禅寺では、食事の前に喝食が大きな声で合図をする。
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彼は若い頃、禅寺で喝食を務めていたそうだ。
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座禅の後、喝食の声が響き渡り、皆が一斉に食事の準備を始めた。
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標準
noh mask resembling a young attendant who announces mealtimes in a Zen monastery
作例 · 標準
能面展で、喝食の面が持つ独特の表情に見入ってしまった。
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舞台の上で、喝食の面をつけた役者が軽やかに舞う。
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彼の家には、代々伝わる貴重な喝食の能面が飾られている。
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