煽動者
せんどうしゃ
名詞
標準
文例 · 用例
煽動者の利器とする詭弁の手品の種はここから出て来るのである。
— 寺田寅彦 『KからQまで』 青空文庫
総工会系の煽動者が、市中に潜入している。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
火柴公司では煽動者の潜入を警戒した。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
たとえ、小部分の「忘恩な」煽動者たちに幾分いゝ加減にされていても、この自分さえ其処へ姿をあらわせば、職工の全部は「忽ち」自分のもとに雪崩を打ってくるのは分りきったことだ、と。
— 小林多喜二 『工場細胞』 青空文庫
さっきまでは彼は平和愛好者のような顔をしていたのに、今はもうがらりと変って煽動者をつとめている。
— 海野十三 『海底都市』 青空文庫
」「三十人ばかり一団となり……」「で、どいつが煽動者だ?
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
煽動者角太郎とはどの男だ」「へい」と云うと鳥市は、人足側の一人の男を、さも物々しく指さしたが、「お頭、この男でごぜえますよ」「そうか」と云うと地丸左陣はその男の側へ近寄って行ったが、その男の様子をじっと見る。
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
「その煽動者が冬次郎※ ふむ、そうか、冬次郎か!
— 国枝史郎 『血煙天明陣』 青空文庫