念法
ねんぽう
名詞
標準
文例 · 用例
十六日、丁亥、天晴、安念法師の白状に依りて、謀叛の輩を、所々に於て生虜らる、凡そ張本百三十余人、伴類二百人に及ぶと云々、此事、濫觴を尋ぬれば、信濃国の住人泉小次郎親平、去々年以後謀逆を企て、輩を相語らひ、故左衛門督殿の若君を以て大将軍と為し、相州を度り奉らんと欲すと云々。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
林泉奥深うして水|碧く砂白きほとり、鳥|啼き、魚|躍つて、念仏、念法、念僧するありさま、真に末世の奇特、稀代の浄地とおぼえたり。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
よき役人はよろしく概念法学流に法規を材料としてなるべく簡単に取り扱えるような概念的範疇を用意すべきである。
— 末弘厳太郎 『役人学三則』 青空文庫
また従来深く根を張った「概念法学」「官僚主義」「形式主義」を打破する効力はあろう。
— 末弘厳太郎 『嘘の効用』 青空文庫
おそらくは彼らが前門に「概念法学」を打破しえた暁には「公平」と「自由」との要求が後門よりただちに攻めきたりて彼らを撃つであろう。
— 末弘厳太郎 『嘘の効用』 青空文庫
それよりは一郎、人の平和に暇の出来、一意専念法律の、書冊にのみ親しみて、己が前途にのみ急ぐを。
— 清水紫琴 『誰が罪』 青空文庫
昭和十八年十月十五日はそれからちやうど千二百年目に当るので、東大寺では盛大な記念法要が営まれた。
— 龜井勝一郎 『君臣相念』 青空文庫
東大寺の記念法要に列席し、舞楽の音を聞き、舞を見ながら、ふと悲しい気持になつたことを私は思ひ出す。
— 龜井勝一郎 『君臣相念』 青空文庫