食いちぎる
くいちぎる
動詞-五段-ラ行動詞-他動詞
標準
to bite off
文例 · 用例
鋭い歯はありませんけれども何せ力が強うございますから、人間の指の一本や二本は、わけなく食いちぎるそうで、どうも、いやになります。
— 太宰治 『黄村先生言行録』 青空文庫
乳首食いちぎるに」 妻は慳貪にこういって、懐から塩煎餅を三枚出して、ぽりぽりと噛みくだいては赤坊の口にあてがった。
— 有島武郎 『カインの末裔』 青空文庫
いかに二三春がとち狂ったにしても、ほれてほれてほれぬいた男の小指を食いちぎるはずあねえですぜ」「うるせえや。
— 幽霊水 『右門捕物帖』 青空文庫
あごが魚を食いちぎる音や、下から襲ってくる魚に船が揺らされる音が聞こえる。
— THE OLD MAN AND THE SEA 『老人と海』 青空文庫